黄龍だ!   その1

16/09/12 18:00

当初の予定では、黄龍は昨日行く予定だった。

黄龍行きのバスチケットが買えず、翌日行く予定だった九寨溝と予定を入れ替えた。

昨日は天気も良く、九寨溝は最高だった。

今日は曇り。黄龍はもっと天気が悪そうだ。


黄龍行きのバスは、全席指定席だった。

僕はなんと座席1番で最前列だった。

一番前に座っていると、次から次へと乗客が乗ってくるのが見える。

ある老夫婦は、乗車券に書いてある座席番号がよく見えないから見てくれと僕に頼んできた。

また、指定席制なのに適当に座ろうとする人がいたので、座席の番号が書いてるところを指さして、ここは指定席だと注意したりした。

一番前の席は、忙しい。

いつの間にか自分が乗務員のような気になってきた。

*以下は指定席だと知らずに、最初は適当に座っていて、そのとき、撮った写真。


7:30 バスは出発した。

しばらくすると、乗務員が乗客ひとりひとりに話しかけて、何かを確認し、お金を徴収し始めた。

旅行前の調査で、バスの中で帰りの運賃と黄龍の入場券をどうするか聞かれるという情報があった。

やはり、昨日かった乗車券は、片道だったのか。

なんで最初から往復で売らないのか不思議に思ったが、どうやら、帰りは人によって、違うようだ。

行きは、九寨沟口旅游客运中心から出発するが、

帰りは、希望を聞いて、できるだけ降りたいところで降ろしてくれるみたい。


僕は一番前の席に座っている。

だから、乗務員が確認するのは1番最初にはずだ。

それがどういうこか、目の前にいる僕の存在に気付いていないのか、僕を飛ばしている。

(何これ?どういうこと?)

乗務員は一番後ろの席まで確認を済ませ、前の席に戻ってきた。

僕は乗務員を捕まえ、「まだ、自分には聞いていなよ」と伝えた。

乗務員はああ、そうか、みたいな表情をしていた。

僕はここでのやりとりに自信がなかったので、

手帳のメモを見せた。


・门票

・ロープウエイ

・黄龙ー>九寨沟


「ロープウエイ」の中国語がわからんかった。

乗務員は、「门票」を指さし、「自己」といい、

「黄龙ー>九寨沟」を指さし、「45块」といった。


そうか、入場券とロープウエイは自分で買うんだ。ネットの情報と違う

帰りの運賃だけを払えばよいのだ。


帰りの運賃45元を払ったが、帰りの乗車券はもらえない。

座席番号で管理するようだ。

その乗務員は、途中で集めたお金をもってバスを降りた。


バスの運転は荒い。

前に走っている車は、クラクションを鳴らしてすべて抜いていく。

危ないよ。

九寨溝の空港からタクシーに乗ったときもそうだった。夜中ではあったが、

前を走る車はすべて追い越した。


走りだして2時間くらい立ち、トイレ休憩。

なんとトイレを使うのに、1元必要だった。

トイレは汚いトイレ。

大の方は50cm程度の低い仕切りがあるだけで、人がしゃがんでいるのが見える。


みんながバスに戻ると、売店の店員がバスに乗り込んできて、高山病対策の飲み物を売り込んできた。

大きな声で何か叫んでいるが、よくわからない。

結局、だれも買わなかった。

高山病対策の飲み物


ぼくは4日前から高山病の予防薬「ダイアモックス(アセタゾラミド)」を朝晩飲んでいる。

病院でもらった薬だから、こんないかがわしい飲み物より効くだろう。

ダイアモックス(アセタゾラミド)

関連グログ

高山病予防薬「ダイアモックス(アセタゾラミド)」の処方を断られる。 高山病予防薬「ダイアモックス(アセタゾラミド)」 その2

バスはまた走り出しだ。

山を登っていく。

霧が増えてきた。

おっ!耗牛だ。


10:50 やっと、黄龍についた。


バスの運転手が14:30までにバスに戻るように大声を張り上げる。

僕はバスの写真をとった。14:30にこのバスに戻れるのか少し不安。


切符売り場で


门票

上行索道票


のメモを見せて、チケットを買う。へたに中国語を話すより、メモを見せれば1発で話が通る。

280元。

上行索道票は、上りのロープウェイのチケット。案内板に「ロープウェイ」の中国語が書いてあったので助かった。




ロープウエイ乗り場まで、無料バスで移動。

この辺も事前に情報がなければ何がなんだか不安になっていただろう。


バスを降りると、ロープウェイ乗り場まで歩く。すいていた。




あっという間に頂上へ。

標高は3000mくらい、ここから歩きで上り430m。

なんとなく空気が薄いような気がする。

手の指先が静電気に触れたようにずっとピリピリ感じる。

前方を歩く人たちの足どりも慎重でゆっくり歩いている。



売店で噂の酸素缶なるものが売られていた。

息苦しくなったら、必要になる。
指先がピリピリするし、酸素缶を買うことにした。


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