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中国人のNちゃんに、朝から市内を案内してもらった。
Nちゃんは、成都の有名大学の4年生になったばかりで、
今は学生ながら実習で12月まで企業で働いている。
専門は情報学部で、日本語は個人的な興味で、日本語を勉強しているようだ。
Nちゃんとは、SNSサイトで知り合い、成都にくるなら、案内してくれるというのでお願いした。
成都で行きたいところとして、以下のようなところを事前に伝えておいた。
大熊猫繁育研究基地,武侯祠博物馆,錦里古街,成都購書中心,杜甫草堂,
天府广场,天府書城,寛窄巷子,春熙路,西南书城,熊猫邮局,电脑城
本人は1日でいけるところまで行くつもりだったようだ。
まずは、地下鉄で、大熊猫繁育研究基地に行って、パンダをたくさん見た。
地下鉄新南门站から地下鉄3号線で熊猫大道站へ。
地下鉄降りて、地上に出ると、熊猫基地行き無料バス乗り場があった。
便利だ。僕が入手していた情報では、この情報はなく、市内バスに乗る必要があった。
*ただ、行きだけしか無料バスはないようだ。
ここで入場券を買った。45元。
熊猫基地に着くと、先ほど購入した入場券をもって、以下の写真の場所で正式な入場券と交換する手続きが必要のようだ。
ここは、Nちゃんにまかせたが、一人で行っていたら、訳がわからず、困っていたかもしれない。
09:30 入園すると、パンダの研究所というだけあって、パンダがたくさんいた。
中は複雑で、Nちゃんにまかせてついていった。
実際には、どのパンダも可愛かったけど、撮った写真を見ると、可愛さが伝わってこない。
中国は、今日から中秋節で3連休だけど、Nちゃん曰く、今日はすいているそうだ。
園内は複雑で、一人で歩いていたら、迷ったかもしれない。
12:00まで約2時間半も、見て回った。
一通り見たので、ここを出て、锦里古街に行くことになった。
市内バスに乗る。
中国の市内バスは、複雑だ。途中でバスを乗り換え、武侯祠のバス停で降りた。
今まで、自分の一人で、各地を回ってきたので、Nちゃん任せで、後についていくと、どういう経路なのか把握できない、また、その行程が全く記憶に残らない。
ちょっと残念で複雑な気分だ。楽だけど。。。
锦里古街は明代の四川の街並みを再現した雰囲気のいいところだと、評判だったけど、
祭日の昼間は、人ばかりで人しか見えなかった。
ここで昼飯を食う。Nちゃん任せで学生のNちゃんが、社会人の僕をおごってくれた。
三大炮
酸奶(ヨーグルト)。ストローで飲んだ。
Nちゃんのおごり。。
Nちゃん曰く、「中国では遠方から友達が来たら、もてなしする習慣がある。客人にお金を出させてはいけない」というのだ。そんなこと言っても、社会人が学生の女の子におごってもらうのは、気分の良いものではない。中国には面子(メンツ)という日本人には理解できない考え方があるので、ここは「郷に入っては郷に従え」で、相手のメンツをたてることにした。
锦里古街と武侯祠博物馆は隣同士だ。武侯祠博物馆は見逃せない有名な観光名所だと思うのだが、
Nちゃんは以前、「武侯祠博物馆は寺しかなくて、おもしいところでない」と言っていた。
(本人は、実際に武侯祠博物馆の中に入ったことはないようだけど。。。)
この後、無料の武侯祠公園の方をしばらく歩いた。武侯祠博物馆には行きたくなさそうだった。
時間は14:30。
Nちゃんが「杜甫草堂に行きますか」と聞いてきたが、ここからちょっと遠いし、中に入って回っていたら、結構時間がかかりそうなので、別の行きたいところを優先して、寛窄巷子の方をお願いした。
寛窄巷子は、武侯祠のバス停站からバスで10分くらいだった。
写真は寛窄巷子のシンブルマーク。と、Nちゃんが言うので写真をとった。
寛窄巷子も祝日の昼は人だらけ。人しか見えない。
人の流れに沿って、歩いただけで、特に見るところもなく、
すぐ外に出た。
人が少なくて日が落ち始める夕方に行くと、锦里古街や寛窄巷子はよさそうなところだ。
次はこの近くに、パンダ郵便局があるというので、案内してもらう。歩いて行った。(15:32)
このころにはNちゃんも疲れたのか、背っていたリュックを、胸の方に向きを変えて、ぶら下げていた。
「リュックの中はいろいろ入っていて重いから」と言っていたが、さすがに疲れてきたか。。。
成都には、パンダ郵便局が何か所かある。
中に茶店コーナーがあり、くつろげたり、パンダグッズが買えたりする。
中は若い子ばかりで、この郵便局の中で友達とかに手紙を書いて送るそうだ。
立ちテーブルで、手紙を書いている若い子が何人かいた。
Nちゃんも、郵便局の中で手紙を書いて送ることがあるという。
これも成都の文化で、僕がNちゃんに「普通、手紙は家で事前に書いて送らないか」と言ってみても、
なぜそれが「普通になるのか」が、Nちゃんに理解できず、ここではこれが普通の光景のようだった。
続いて、成都一の繁華街・春熙路へ歩いていった。
大きな本屋に行きたいとリクエストをNちゃんに出して、まず、方所书店に行った。(16:15)
*方所书店の入り口のロゴ
地下1階の方所书店の入り口に、僕らより前を歩いているセーラー服を着た女学生がいた。
別の場所でも、セーラー服を着た別の女学生を見かけていて、おやっ?と思ったのだが、
目の前にいる別の女子たちを見て、「なんでこの街に日本の女子高生がブラブラ歩いているのか?」と黙ってみているわけにはいかなかった。
僕は、まず、Nちゃんに「日本人がいる」と言って、その後、彼女らに「なんでこんなこところにいるの?」と話しかけるつもりだったが、Nちゃんが、「日本人ではありません。セーラー服着るのがはやっています」と言うのだ。
僕は驚いた。日本のセーラー服文化が、こんなところに影響を与えているなんて。。。
あいつら(日本の女子高生)が他国に影響を与えているとは。。。
あんまり真似してほしくないなあ。
僕が、本屋に行きたいのは、
仕事がIT関係で、IT関係の本で、日本で売っていないような良いWEB系技術書があったら、中国は本が安いので買いたいのと、
中国人が日本語の勉強に使っている本をNちゃんに教えてもらって、どんな勉強をしているのか知りたかった。
普段、中国人と会話して、中国人の日本語の間違いがわかっても、どうやって、中国語で説明すれば、理解してもらえるのかがわからず、うまく説明できないかという願望を持っていた。
方所书店は、Nちゃんのお気に入りの本屋みたいだけど、僕の求める本のコーナーがなかった。
この近くにある、大きな本屋で有名な「新华文轩(西南书城)」に連れていってもらった。(16:28)
*正面の建物が「新华文轩(西南书城)」
大きな本屋だった。
中国人が日本語を勉強している教材は、「新版中日交流标准日本」という本であることをNちゃんに教えてもらう。初級編が上・下の2冊セットになっていて、買おうかどうか悩んだが、ここでは保留にした。
結局、上海で買ったが、この本は、中国語を勉強する意味でも、役に立ちそう。
普通の作文では巡り合えないような中国語表現で、これに慣れれば、中国で書かれた説明書もわかりやすくなるかもしれない。
IT関係の本も、よさそうなものいくつかあったが、「買おう」決断するには至らなかった。
Nちゃんが「どうですか?」と聞くので、「中国語で中身がよくわからない」と答えると、
「やっぱりそうか」見たいなことを言うので、ぼくは笑って、「こいつ!」と腕をつかもうとすると、Nちゃんは笑って逃げた。
時刻は16:41。
一応、行きたいところは行った。
Nちゃんも疲れてるようだし、「茶店でちょっと休憩したい」とNちゃんに言うと、Nちゃんは頷いたが、
その後、「今度は僕がおごるから」と言ったら、「おごってもらわなくていい」とNちゃんは言う。
ここで話がおかしくなったようで、Nちゃんは、「途中まで送ります」と地下鉄の駅に向うことになってしまった。
春熙路から地下鉄に乗り、新南门站でNちゃんと別れた。
Nちゃんには、電車に乗っている間、ずっとお礼を言った。
一日楽しかった。
(かわいらしい女の子だった。)
成都も今日が最後、
2日前に行って休みだった「成都担担面本店」に行って、今度こそ成都担担面を食おうと、
行ってみたが、今日も店は開いていなかった。
結局、ホテルの近くの德克士で夕食を食べた。
成都は人が気さくでやさしさがあり、凄く良いイメージだ。
公園で麻雀しているおばさんたちもいた。
Nちゃんに聞いたが、寮の中でも、地元の成都出身の人はみんな麻雀が好きらしい。
道を聞いても、わからなくても、親身に考えてくれる。
食堂でめしを食っても、ごはんを大盛りにしてくれたり、気さくに話しかけてくる。
なんかいいなあ。成都。
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